生ピアノ録音方法について
こんにちは、Dotchysです。
令和2年の元旦からyoutube liveの生放送を始めて1月10日放送で7回目となりました。
初回から6回目まではトラブルの連続、特に、「音」がとにかく定まらないという「放送」にとっては致命的な問題がなかなか改善されないまま時が過ぎていきました。
とりあえず、「適切な音量と最低限の音質を確保する」という超低レベルな目標をクリアすべくいろいろと試行錯誤した結果、次のような構成で音と映像を作るとなんとか最低限のことが出来るというのがわかり第7回の放送で試してみてまぁまぁの結果だったので当面はこの構成で放送しようと考えています。
1. 音の作り方
(1)生ピアノのマイクセッティング
今まではピアノの外側にマイクをセッティングしてマイクの場所を色々と変えつつ試していたのですが、どうしてもエグイ音が混ざってしまってイマイチな音しかとれませんでした。狭い部屋なので音がぐるぐるまわってしまっているのだと思います。
それで、ピアノの中にマイクを突っ込んで蓋をしてしまうというやり方で録音しようとしたのですが、ピアノにマイクを固定するツールの値段が数万円もしてとても手が出ないということであきらめていたのです。
ネット上に「スポンジを使うと良い!!」という記事を見つけて、今回実際にやってみました。
スポンジは100均で売っていた穴が空いたスポンジです。マイク1本に対して二つ使いました。
セッティングは写真の通りで、スポンジの穴にマイクを通してピアノの金属フレームの穴を狙って置くだけです。 録音するときは蓋を全部締め切ってしまいます。
このセッティングでやってみたところ、これがなかなか良くて、少なくとも今までのピアノの外側を狙ってセットしたものよりもピアノらしく聴こえます。もちろんCDのような音と比べると雲泥の差がありますが少なくともピアノに聞こえますし嫌な感じもあまりありません。
Dotchysの録音環境ではこの方法が一番確実なのかもしれません。
エフェクトは、EQのみでStudioOne4のデフォルトエフェクトであるProEQの「Dark Grand Piano」というプリセットを使いました。
ある特定の音だけに金属打撃音みたいな反響音が入るのですがそれを消すためにピンポイントで特定の周波数を落とすこともやってみましたが最終的にはその反響音も含めての生放送という変な理屈を考えてそのままにしてしまいました。
「あっこっちどっちーず」の第七回の放送の最後の生演奏を聴いて頂いたらどんな音で鳴っているのかご視聴できます。
(2) トーク用のマイク
これもいろいろと右往左往しましたが、最終的にはトーク用のマイクはノートPCについているマイクになりました。
・生演奏用のボーカルマイク:
マイクに口を近づけなくてはいけないのでこれはNG
・USBカメラに内蔵のマイク:
これはUSBカメラが安い中国製だからなのかとにかく音は拾わないし逆に大きいとすぐに割れるという低品質マイクだったのでNG
・ZOOMのレコーダ:
これは音の拾いもよくて尚且つダイナミックレンジも広いという一番最適なパターンと思われましたが、レコーダのヘッドホンジャックが接触不良を起こしていて非常に不安定なのでNGとなりました。最初はレコーダ側ではなくてケーブル側に問題があると思ってamazonで新品を購入して取り換えてみても結果は同じだったのでZoom側の問題だと判明し残念な結果となりました。
・PC内蔵のマイク:
ZOOMレコーダ一択で第7回の放送を予定していたので当日にそれが使えないということで仕方なくその日はPC内蔵のマイクを使いました。それが、なんと一番具合が良かったのです。 音も良く拾って音圧も高くて大きな声を突然出しても歪ません。最初からこれにすれば良かったというオチでした。
(3) 生演奏ボーカル用マイク
・コンデンサーマイク MXL V67
最初はこれを使っていました。このマイク、安いコンデンサーマイクですが結構気に入って使っています。音もまずまずで良かったのですが、途中から不安定になってきて音圧が変動したりし始めたためとりあえず使うのをやめました。何が原因なのかは調査途中です。恐らくマイクケーブルに原因があるような気がします
原因はマイクケーブルでした、新品に交換したところ問題は解消されました
現在ではこのマイクをメインに使用しています
<<追記終わり>>
・ダイナミックマイク Shure SM58
ということで、これの登場です。このマイク改めて良いマイクだなぁと思います。
2. 映像の撮り方
結論として、PC内蔵のカメラを使うのが一番好都合ということになりました。
PCをピアノの上蓋の上に置いてバックにはクロマキー用の緑色の布をぶら下げる形。
USBカメラも2種類試しましたが、構図的にピアノの蓋に置くのが一番しっくりいくのでPCのカメラで十分という結果となりました。
この構図は、第七回の放送で採用しました。今後しばらくはこのままいこうと思います。
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